ベトナムの人工知能（AI）産業が急速に成長しています。ベトナムソフトウェア協会（VINASA）が発表した情報によると、2024年のAI企業への投資額は前年の8倍にあたる8000万米ドル（約122億円）に達しました。AIは同国のデジタル経済を牽引する主要な要素となりつつあり、情報技術（31％）、金融・銀行（22％）、教育（17％）といった分野で導入が進んでいます。

一方で、インフラ不足や高品質なデータの欠如、資金難などが課題として挙げられています。また、ユーザーや組織はセキュリティ面のリスクを懸念しており、AI開発と活用の間には依然として隔たりがあるのが現状です。

専門家は、研究支援基金の設立や国家データベースの共有促進、AI人材育成の質の向上といった推進策を提言しています。VINASAは今後、企業がAI導入度を自己評価するためのフレームワーク「STAIR」を公表する予定です。

なお、オックスフォード・インサイツの「2023年の各国政府のAIへの備え度指標」では、ベトナムは3年連続で世界平均を上回りました。また、WINの「世界のAI指数」では、世界40か国・地域中6位となるなど、国際的な評価も高まっています。
出展：ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
当社は、ベトナム人に特化したベトナム人材紹介・ベトナム人材派遣サービスを提供しています。
ベトナムやベトナム人労働者、高度人材（技人国ビザ）・特定技能・技能実習生・育成就労制度などの在留資格などに関して、最新情報を日々発信しております。