人材不足に悩む日本企業での外国人材の活用は増加する一方で、近年、国籍別で急激に伸びているのがベトナム人材。すでに日本に在留するベトナム人は37万人を超え、日本企業に欠かせない人材として注目されています。
日本でのベトナム人材活用は年々増加
日本で就労するベトナム人数は、第1位ですが、その勤勉さ、真面目さが評価されます。事業規模の大小にかかわらず製造業における外国人雇用は、もはや日本人労働者の不足分を補うものではなく、いかに優秀な人材を採用し事業成長に活かすかが大きな課題になっています。
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日本で就労する国籍別外国人の割合
(2022年10月末現在)日本で働き、日本を理解しているベトナム人は多い
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日本における事業所規模別外国人動労者数
(2022年10月末現在)事業所の規模にかかわらず外国人雇用は増加
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日本における産業別外国人労働者数
(2022年10月末現在)特に製造業では外国人雇用が定着しつつある
出典:労働厚生省調べによる「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和4年10月末現在)
日本でベトナム人材活用が進む理由
ベトナム人が持つ国民性は日本人と共通する部分があり、個人差はありますが勤勉さや謙虚さはもちろん、手先の器用さからくる細かい作業への適正、仕事に対するプロ意識の高さなどが挙げられます。それらの資質以外に最も重要な点は、すでに日本に滞在している技能実習生も多く、特定技能の在留資格に切り替えて雇用できるメリットがあります。
※特定技能を取得するには日本語などの試験が必要ですが、技能実習2号を良好に修了していれば試験は免除されます。
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日本の環境に慣れている
ベトナム人の技能実習生の多くは、新しく直接雇用する場合と違い、既に日本滞在の経験があり、日本の慣習や日本語でのコミュニケーションもある程度はかることができます。
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即戦力として活用できる
すでに技能実習生として日本での就労経験があるため、特定技能へ切り替えた場合は即戦力として期待できます。さらに、特定技能の場合は業務範囲も広く、さまざまな業務を任せられます。